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【受付時間】

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1. 診療科の特徴

【当科の特徴】

当科では、白内障を初め、眼科一般分野について幅広く診療を行っております。

また、網膜硝子体、緑内障、涙道、眼形成についてはそれぞれ専門外来を開設してお 

り、より専門的な診療を行なっております。

手術日は月曜日、木曜日です。

網膜専門外来

網膜外来は、網膜疾患を中心に治療を行なっている専門外来です。

光干渉断層計(OCT)や造影検査(FA・IA)などを利用して、診断や治療方針を決定しております。

抗VEGF薬硝子体内注射や、硝子体手術などを行なっております。

緑内障外来

我が国における社会的な失明の1番の原因である緑内障について、専門の医師による診断治療を行なっております。

点眼治療から手術治療まで幅広く対応させていただいております。

眼形成・涙道外来

眼形成分野では、眼瞼や眼窩(眼球の周囲の組織)に関する疾患の診療を行なっております。

外見上の整容面だけではなく、顔表面や視機能の状態を正常に近い状態にするための診断治療を行っております。

涙道分野では、涙流(なみだ目)、眼脂(目ヤニ)などを引き起こす涙道閉塞疾患に対し、涙道内視鏡、鼻内視鏡を導入し、より正確な治療をおこなっております。

※専門外来の受診をご希望の際は、まず一般外来を受診くださいますようお願いいたします。

【主要な対応疾患】

白内障、緑内障、ドライアイ、アレルギー性結膜炎、霰粒腫、麦粒腫など

網膜前膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性などの眼底疾患

眼瞼下垂症、眼瞼内反症などの眼瞼疾患

鼻涙管閉塞などの涙道疾患

白内障

眼の中でレンズの役割を果たしている水晶体が混濁する病気です。

多くの場合は華麗によるものですが、アトピー性皮膚炎や外傷、ステロイド投与に伴うものもあります。

一旦濁ってしまうと薬物などで透明化することができないので、改善のために手術が必要となることがあります。

緑内障

見るための神経(視神経)が減ることで、視野狭窄」・視力低下などの症状のある病気です。 しかし、初期には自覚症状がなく、かなり進行してからしか自覚症状は出てきません。進行した症状を改善させる治療はなく、点眼や手術により 進行を遅らせる治療と なるため、早期発見が重要な疾患です。

糖尿病網膜症

糖尿病にともなう血管障害が原因となり、フィルムの役割をする網膜が痛む病気です。
初期には出血のみで自覚症状がほとんどありませんが、進行すると網膜浮腫や網膜剥離により、
高度の視力障害をきたす場合があります。
中期以降には進行予防のレーザー治療を行いますが、進行例では手術が必要になります。
進行した場合、視力改善が難しい場合がありますので、内科で糖尿病と診断されれば自覚症状がなくても定期的に必ず眼底検査を受けることをおすすめいたします。

加齢性黄斑変性症

加齢により、フィルムの役割をする網膜の中でも物を見る中心である黄斑に悪い 血管(新生血管)が生えてくる病気です。  
新生血管より水漏れや出血をきたすことで、視力低下や歪んで見えるなどの症状をきたす疾患です。
最近、日本で増えてきている疾患です。眼内に新生血管を抑える薬剤(抗VEGF抗体)の投与、レーザー治療などで進行を遅らせることが可能となってきております。 進行例を改善させるのは難しいため、早期発見が重要です。

眼瞼下垂症

まぶたが下がってきて、視界が悪くなる病気です。 生まれつき、加齢、コンタクトレンズ装用、目をよくこする、内科的な疾患に合併するものなど原因はさまざまあります。 眼瞼下垂になると、顎を上げて物を見たり、眉毛を挙げて視界を確保しようとします。 そのため、おでこのしわが増える、さらには頭痛、肩こりの原因となることがあります。治療は手術になります。

【当院での手術について】

レーザー治療

<網膜光凝固>  
糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、中心性漿液性脈絡網膜症、加齢性黄斑変性など、病気の進行を止めるために必要な治療です。通常は通院で行います。

<ヤグレーザー>  
白内障手術後に残した水晶体の袋が時間の経過とともに濁ってくることで、白内障と同様に視力低下を起こすことがあります。治療は濁った水晶体の袋にレーザーを照射し、濁りを飛ばすことで手術直後に近い見え方に戻すことができます。通常は通院で行います。

白内障手術

濁った水晶体を取り除き、代わりに人工レンズを挿入することで視力を改善させる手術です。 手術時間は15分程度で、痛みはほとんどありません。通院、入院手術ともに行っておりますのでご相談下さい。

網膜硝子体手術

眼内にある硝子体を除去する治療です。  
代表的な手術適応疾患としては、糖尿病網膜症、網膜剥離、黄斑上膜、黄斑円孔などがあります。
当院では、最新の硝子体手術機器を導入し、広角観察システムを利用し手術を行っております。

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂手術には、まぶたを上げる筋肉をさわる手術から、余剰な皮膚を切除するものまで幅広い術式があります。 当科では止血しながら切開も可能な電気メスを使用し、手術時間の短縮や術後の出血、腫れを極力抑える工夫をしています。 外来日帰り手術で、時間は片眼20~30分程度です。保険適応となっています。 合併症としては術後感染や再発などがあります。
当科ではそれぞれの患者さんに合ったオーダーメイド治療を提案しています。どうぞお気軽にご相談ください。
 <眼瞼下垂症と手術イメージ

  1. 切開のデザインを決める
  2. 皮膚・眼窩脂肪の一部を切除や瞼板前脂肪組織の内部処理
  3. 挙筋腱膜を短縮するように瞼板に縫合する
  4. 瞼膜と眼輪筋を縫い合わせ皮膚を縫合する。目を開き左右差を確認。

【検査について】

蛍光眼底造影検査

血管造影検査により、さまざまな眼底病変を診断するために行います。  
当院では2種類の薬剤を使用しております。フルオレセインにより網膜の状態を、インドシアニングリーンにより、網膜より奥(脈絡膜)の状態を評価します。糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、加齢黄斑変性などの治療方針を決定するのに必要な検査です。

視野検査(静的、動的)

緑内障、脳疾患などの視野が欠ける病気に対して行う、見える範囲を評価する検査です。
方法は2種類あり、自動的な機械で中心視野を細かく評価する方法(静的)と検査員と向き合いながら行う方法(動的)があります。

光干渉断層計:OCT

網膜の中心部の微細な変化や治療効果などを断層写真で評価できる検査です。
造影検査と違い、薬剤の使用などはなく、患者さんへの負担が少ない検査となっております。

2. 診療実績(2021年度手術件数)

  • 白内障 448件
  • 硝子体手術 34件
  • 緑内障手術 32件
  • 外眼部手術(眼瞼下垂、眼瞼内反症など) 104件
  • 涙道手術(DCR含む) 8件

3. その他

【各学会認定の認定医・専門医教育指定状況等】

日本眼科学会専門医制度研修施設

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