循環器内科

ご挨拶

365日24時間体制で病院内だけでない患者さんの多面的なサポートを

循環器内科が担当する疾患は虚血性心疾患・心不全・不整脈（徐脈や頻脈）・弁膜症・心筋症・末梢血管疾患・生活習慣病など多岐にわたります。特に超高齢化社会となり、心不全症例が急増し「心不全パンデミック」に備える必要があります。エビデンス（医学的根拠）に基づいた適確な薬物療法、最新のカテーテルやデバイス技術を駆使した非薬物療法で最善の治療を目指すとともに、患者さんの個々の状態、背景に考慮した「テーラーメイド医療」の提供が重要であると考えます。当科では入院中および外来での心臓リハビリテーションにも注力しており、心不全患者さんの健康寿命の延長および再入院の予防を目的に身体面のみならず心理面、社会的状態、職業的状態にも配慮して多面的なサポートを提供しております。医師の独断で治療方針を決定するのではなく患者さんの気持ちや価値観に寄り添った、患者さんと一緒に歩む治療「Shared Decision Making(SDM)」を実践するために、当院の強みでもある多職種連携をさらに円滑に活かし地域の患者さんの心臓を守るよう力を尽くして参ります。

当科では日本循環器学会専門医5名を含む医師7名で、救急、急性期から慢性期にかけてシームレスな循環器診療を提供しております。また、経験豊富な医師により365日24時間体制で迅速にカテーテル検査・治療を施行できる体制を整えております。

循環器内科部長　木澤　隼