TOP 診療科・部門 呼吸器外科・呼吸器内科(呼吸器センター) 慢性呼吸不全・非結核性抗酸菌症
慢性呼吸不全
当院は結核病院の時代より、肺結核後遺症の呼吸理学療法を行っており、在宅酸素療法の黎明期においても主導的な役割を果たしてきた。現在はCOPDや間質性肺炎の慢性期の呼吸不全が主流となっているが、運動療法だけでなく栄養療法、患者教育、地域連携等包括的に行う入院プログラムを有しており、その中で在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法、さらにCOPDにおいてはR4年度より適応となった在宅ハイフローセラピーを積極的に導入している。その際、経皮動脈血二酸化炭素分圧モニターなどを用いて夜間低換気の是正を図り治療効果の向上を目指している。また、外来通院においては医師による外来のみならず、慢性疾患専門看護師による専門外来『ほっといきいき外来』によりきめ細かなセルフマネジメント支援を行っている。
また、定期的に(現在はコロナ禍で中断)在宅酸素療法患者の会である『ほっといきいき教室』を開催して情報提供や患者交流を通じて療養意欲の向上を図っている。
- 包括的呼吸リハビリテーションプログラム
- 在宅酸素療法
- 在宅人工呼吸療法
- 在宅ハイフローセラピー
- ほっといきいき外来
- ほっといきいき教室
- 経皮動脈血二酸化炭素分圧モニター
非結核性抗酸菌症
近年は肺結核は減少しておりますが、それに代わって非結核性抗酸菌症が増加しており、人から人への感染はないとされているものの、難治で長期にわたって徐々に悪化していく場合もあり、問題になっております。当院で標準治療を行っても排菌が陰性化しない場合はALIS(アリケイス🄬吸入液)という新しい治療を施行しております。