取り組み
ネームバンド、バーコード認証による患者確認の徹底(患者誤認防止)
すべての入院患者さんと一部の外来患者さんにネームバンドを装着していただいています。これは、『患者さんひとりひとりを正しく確認すること』を目的に手首(または足首)に装着して頂くものです。入院の患者さんには、夜間睡眠中に行う点滴交換の際の確認時などにご迷惑をおかけする場合もあるかもしれませんが、ご理解いただくようお願いします。また外来患者さんにおいては、化学療法、手術、輸血を受けられる方に装着していただいています。
さらに、それぞれの部署で都度患者さんにお名前を名乗っていただくことにより、患者間違いを防いでいます。ご協力お願い致します。
転倒・転落予防
入院という非日常的な体験が与える心理的、身体的な影響は思いもよらないところに出るものです。真夜中に目が覚めてトイレに行こうと思い立ち上がったらベッドの上だった、寝返りをうったらベッドから落ちたなど、自宅とは違う環境に戸惑うことが多くあります。入院時には自宅の環境や生活スタイルについて詳しく教えていただき、危険予測をした対応を心掛けています。しかしながら認知機能の低下などすでにみられている患者さんでは、予測が難しいことがあります。この様な場合は離床センサー付きマットなどを置き、すぐに駆け付け転倒予防に努めています。ご自宅とは違う環境、違う設備に戸惑う事も多くあるかと思いますが、どうぞご理解ください。
安全な中心静脈カテーテル留置への取り組み
中心静脈カテーテル(CVC)の挿入は重大な合併症を発生する危険性があります。このため当院では、安全なCVC挿入を目的に院内での研修や教育、挿入時の体制を取り決めています。また全症例でCVC挿入後の報告制度を設けており、その結果から合併症の発生率や当院での特徴を分析し、対策を講じていきます。
地域社会への医療安全活動
当院では、地域の医療安全活動として、三島医療圏医療安全ネットワークに参加しており、当院だけでなく周辺病院と連携を取りながら医療安全向上に努めております。
医療安全にかかわる委員会
医療安全管理委員会
月1回開催。当院の医療安全の現状、取り組み、方向性や重要案件について検討、決定、結果報告を行っています。
院内医療事故検証委員会
重大な医療事故事例が発生した際に随時開催し、発生原因、経過、対策等を公表も含めて検討します。