TOP ブラック・ジャックセミナー 2015年
ブラック・ジャックセミナーのご報告
平成27年10月24日(土曜日)、高槻赤十字病院にさまざまな想いを胸に中学・高校生たちが集結しました。 この日は「ブラックジャックセミナー」。
手塚治虫氏の漫画、ブラックジャックのようにすぐれた医療技術を研鑽する当院医師たちと共に、医療の現場を体験しました。 いくつかの場面を写真を添えてご紹介いたします。

まずは手術室スタッフから“ガウンテクニック”を習って身支度します。
感染予防は患者、そして自分自身を守るために大切なことです。手洗い、手指消毒もしっかりと!




糸結びは手術の基本です。糸結びができるようになるために1日何百回も練習するとか!


本物そっくりの人工皮膚の縫合もしました。ピンセットで針を持つのに苦労しました。


ここでは“トレーニングボックス”を使って“腹腔鏡手術”です。
腹部を開かずに数か所の小さな切開からカメラと器具を使い、ビーズを器具で掴み移動させたり、輪ゴムをピンにひっかけたりする手術を体験しました。
3Dカメラと専用のグラスを使えば、遠近感がよりはっきり見えてスムーズに操作しやすくなります。



“内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)”は実際に診療で使用している機器です。
人形の食道・胃・大腸などの消化管の内側を観察しました。スコープが消化管の内壁を傷付けないように、カメラが捉える映像を頼りに内視鏡を操作するのは難しいです。


“超音波凝固切開装置”を使って鶏肉や豚肉を切開体験


同伴の保護者の方には当院敷地内にある“災害救護倉庫”を見学していただき、赤十字病院としての備えや活動についてご紹介させていただきました。


その後、一緒に会場に入り体験の様子をご覧いただきました。
閉会式では副院長のDr平松が英文の修了証を読上げ各グループの代表に授与しました。


【参加された皆さんの感想を一部ご紹介いたします。】
- すごく楽しかった
- 思っていたより本格的で良かった。来年も来たい。
- 細かいところまで指導してもらって、とても楽しく体験できた。
- 今日、体験してもっとたくさん知りたいと思うことができた。難しいこともあったが、とても良い経験ができた
- 実際に器具に触れたり使用してみて、やはり医者は大変なのだなあと感じた。
模型を相手にしてもこんなに集中力、精神力を使うのだなと思った。 - 最新の医療機器が使えたので良かった。医者に成れるように勉強頑張りたい。
- いろんな体験が出来て本当に楽しかった。将来は外科医になりたいと思っていたが、
今回の体験で「こんなにやり甲斐のある仕事は外科医しかない」と改めて思った。
ブラックジャックセミナー2015の参加者たちは、日頃触れる事の無い、本物の医療器具の操作に緊張や喜びを感じながら体験されていました。 指導したスタッフも熱の入った教えっぷりで、セミナー参加者が将来外科医をはじめとする医療の道へ就かれることを願っています。
たくさんのご応募・ご参加、ありがとうございました。

※当日の様子は地元、高槻市・島本町のケーブルテレビでも紹介されました。