TOP ブラック・ジャックセミナー 2014年
ブラック・ジャックセミナーのご報告
平成26年7月26日(土曜日)、猛暑の中、高槻赤十字病院に集った28人の中学生、高校生の若者たちは将来の夢にむかって様々な体験をしました。 その様子をいくつかご紹介したいと思います。

まずは全員で記念撮影です。
手術室の師長から“ガウンテクニック”を習って皆で協力しあいながらガウンを着用しました。


“糸結び”をしたり、本物そっくりな人工皮膚を“縫合”したり・・・
(↓糸結びの見本です)



鶏肉を使って“電気メス”や“超音波凝固切開装置”で切開の様子を体験しました。


こちらは“トレーニングボックス”で“腹腔鏡手術”の体験です。
↓3D腹腔鏡は専用グラスで立体的に見える画像を見ながらの操作です。↓



“内視鏡(胃カメラ)”は実際に診療で使用している機器です。


赤十字病院ならでは!の“災害救護倉庫”も見学しました。

寒い日も、嵐の日も、災害が起これば被災された方々に
救援物資(毛布や安眠セット、日用品など)を届けたり
その地域の方の診療に、医師を含む救護班が駆け付けます。
そのために日頃から様々な備えをしているのです。
真夏の倉庫の暑さ…これも、ちょっとした体験でした。
閉会式では修了証の授与。
今日から皆さんも[ブラック・ジャック]の仲間入りです♪


※本セミナーは手塚治虫氏が描いたキャラクター「ブラック・ジャック」が無免許であることや、法外な報酬を要求する点について賛同するものではなく、天才的な外科手術の腕前を身に付け、維持し続けるという医療に対するひたむきな姿勢や、常に「医師の仕事とは」、「生命の尊さとは何か」、「お金より大事なものはなにか」を問う姿勢に共感してのものであります。
最後に参加された皆さんの感想を一部ご紹介いたします。
- 自分も足をこういうふうに縫合されたんだぁと思った。
- 内視鏡カメラは操作の仕方が難しかった。
- 細かい説明と豊富な器具を見学・体験できた。
- とても具体的に医師に必要な技術を体験できたので良かった。
- 細かな操作が必要で一筋縄ではいかないと分かった。
医者の仕事の大変さや日々のトレーニングをしているという先生の話を聞いて感動した。 - 医者になるには努力が必要なのだと再実感した。
受験勉強もやり遂げれないものは医者になる資格がそもそも無いのだなと思った(笑)。 - 今日の体験で感じた喜びや発見を原動力にして将来の目標に向かって努力していきたい。
皆さんの真剣な表情や素朴な質問に接して、スタッフとして参加したドクターたちも 新鮮な感覚を思い出したのではないでしょうか。 このセミナーに参加された方が将来、医師をはじめとする医療に携わる職業に就かれることを、スタッフ一同願っています。
大勢のご応募・ご参加、ありがとうございました。