乳房再建
当院では、乳腺外科と形成外科が連携を取りながら患者さんの希望と状態を把握し、
患者さんの話をお聞きした上で、適切な再建方法を選択するようにしています。
当院では現時点では以下の2つから選んでいただくことができます。
- 一次一期再建(がんの切除と同時に乳房再建を行う方法)、
- 二次再建 (がんの切除後しばらくしてから乳房再建を行う方法)
また、当院では「自家組織による再建」が主な再建方法となります。
- 背中の筋肉、皮下組織を移植する「広背筋皮弁術」
- 腹部の筋肉、皮下組織を移植する「腹直筋皮弁術」
- 腹部等の皮下組織を顕微鏡を用いて血管吻合を行い移植する「遊離皮弁術」があります。
前者は比較的乳房が小さい方、乳房温存手術で欠損する組織が少ない方などに用います。
後者の2つは乳房切除術で大きな組織の欠損を生じた場合や乳房の大きな方に用います。
身体的負担が伴いますが、やわらかく自然な乳房再建ができる利点があります。
もっと詳しく知りたい方は👇
https://jsprs.or.jp/general/disease/shuyo/nyugan_jutsugo/gaiyo.html
https://jsprs.or.jp/general/disease/shuyo/nyugan_jutsugo/jikasoshiki.html

また、当院ではブレスト・インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)のリスクを考慮してインプラント治療は現時点では行っておりません。
詳しくは下記をご参照下さい。