2022年12月26日メディア
皮膚がん発症の新たなメカニズムを米国研究皮膚科学会誌に発表
令和2年5月7日
当院院長古川福実医師と和歌山県立医科大学法医学講座、和歌山県立医科大学皮膚科学講座、金沢大学がん進展制御研究所の共同研究の結果、皮膚がん発症の新たなメカニズムが解明されました。
皮膚がんは太陽光などに長時間さらされたり、長期にわたる皮膚の炎症などで発症。今回、研究グループでは炎症や免疫に関係する「ケモカイン」と呼ばれるタンパク質(CX3CR1)に着目。マウスを使った実験などでケモカインが欠けた場合、がんを増加させる役割を持つ白血球(М2マクロファージ)やがんの増大に必要な血管の発生を減少させることが分かった。
4月27日に和歌山医大で記者会見が行われました。論文は、米国研究皮膚科学会誌(Journal of Investigative Dermatology) に発表されます。