スペシャリスト

当院で活躍する
スペシャリスト

高槻赤十字病院には、深い知識と高い技術を持った「専門看護師」と「認定看護師」がたくさんいます。どちらも看護の現場を担っていく責任の大きな役割を持った看護師です。

高槻赤十字病院看護部では、看護師が看護を追求したいという気持ちを大切にしています。資格取得ための資金の支援だけでなく、その間の働き方もサポートしています。資格を取得することで仕事の幅がぐっと広がり、看護の世界が広がります。

専門看護師(Certified Nurse Specialist:CNS)

複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた看護師です。実務経験5年(そのうち3年は専門分野実践)以上で看護系大学院の博士前期課程を修了し、日本看護協会の専門看護師認定試験に合格した看護師です。

認定看護師(Certified Nurse:CN)

看護現場における看護ケアの広がりと質の向上をはかるために、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた看護師です。実務経験5年(そのうち3年は認定専門分野実践)以上で認定看護師教育機関での課程(6ヶ月)を修了し、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格した看護師です。

がん看護(専門看護師)

がんになっても、その人らしく、充実した人生を

がんと告げられると、だれしも不安な気持ちになります。治療のこと、副作用のこと、症状のこと、お仕事やお金、将来のこと、そして家族のこと。がん看護専門看護師は、このような不安・心配・気がかりを伺い、患者さまとご家族の不安が和らぐよう、多職種と協働して援助します。

慢性疾患看護(専門看護師)

病気とともに普段の暮らしを大切に

慢性疾患をもつ人々と家族の方が、できるだけ快適に、普段の生活が保たれるようサポートすることに取り組んでいます。呼吸器疾患のケアを専門とし、呼吸器センター看護外来を中心に、治療の導入や継続、セルフケアへの支援を行っています。

老人看護(専門看護師)

高齢者・家族が望む暮らしが続くようにお手伝いします

高齢者の特徴をとらえた見かたを通して本人にとってのQOLが維持できるよう支援します。所属は訪問看護ステーションで在宅で暮らす高齢者・家族に看護を提供させていただいています。ご本人・家族を中心に据え、地域の医師、ケアマネジャー、ヘルパー等と一緒に“その方にとってのより良い医療・ケア”について考えています。

がん化学療法看護(認定看護師)

安全・安楽・確実に化学療法が行われるよう支えます

多様化している抗がん剤治療に応じて副作用のリスクをふまえ、予防するための対策を患者様と考えます。また、予防対策だけでなく、出現した症状への対応も共に考え、その人らしい生活が送れるよう支えています。また、抗がん剤の特性をふまえて、安全に確実に抗がん剤の投与管理を行います。

がん化学療法看護(認定看護師)

患者さんと共に治療に向き合い、悩み、考えること

なんらかの副作用が必ず出現するのが抗がん剤治療です。そして、長期的かつ繰り返される治療のなかで、心身両面のつらさを抱えつつ、この治療に臨む患者さんに、安全・確実・安心して治療が受けられるように支援する役割を担っています。

がん放射線療法看護(認定看護師)

安心して受けられる放射線治療をめざしています

放射線治療は手術、化学療法と並ぶ、がん治療の3本柱の1つで、化学療法と組み合わせて行うことも多くあります。入院で治療を受ける方、通院で治療を受ける方それぞれの患者さまとご家族が安心して治療を受けられるように、適切な情報提供を行い、副作用の具体的な対策を共に考え支援しています。

がん性疼痛看護(認定看護師)

痛みから解放され、その人らしく生きることを支えます

がんの痛みは、治療の妨げとなるだけでなく、時に日常生活に支障をきたし、その人らしさを奪ってしまうこともある辛い症状です。また痛みによって現れる心と身体の苦しみや不安の感じ方は、人それぞれ違います。痛みを和らげる最善の方法を患者さまやご家族と共に考え、がんに伴うつらさが和らぐよう支援いたします。

緩和ケア(認定看護師)

いつでも どこでも 緩和ケア

がん相談支援センター・緩和サポートチーム看護師として働いています。がん患者さまやご家族の話をお聴きし、がんによる心身のつらさや心配ごとが少しでも和らぐように、さまざまな専門職のスタッフと連携して一緒に考えます。

緩和ケア(認定看護師)

がん患者さまとご家族が心穏やかに過ごせるよう支援します

緩和ケア病棟で働いています。医師や看護師、薬剤師、ボランティアと共に、身体的な苦痛の緩和や、精神的なケアなどを行い、ご入院中の患者さまとご家族に、大切な1日1日を心穏やかに過ごして頂けるよう緩和ケアを提供しています。悩みや不安なお気持ちに寄り添い、一緒に考えていきます。

慢性心不全看護(認定看護師)

心不全患者と家族の療養生活を支援し調整します

心不全にはステージ分類があり、ステージが進む毎に患者のADLは低下し、生活の質も低下していきます。高齢者の増加に伴い、心不全患者数は年々増加しており、2030年には約130万人と予測され「心不全パンデミック」が起こるといわれています。心不全患者の重症化を予防できるよう取り組みます。

集中ケア(認定看護師)

集中治療室で患者様やご家族に良質な看護を提供します

現在、集中治療室(HCU)に勤務し、生命の危機的状況にある患者様やご家族に対して看護実践を行っています。生命の維持や重症化の回避むけて、病態の変化を捉え、質の高い看護を提供できるようチーム取り組んでいます。また、院内の急変対応能力の向上にむけて、院内ICLSコースの開催にも携わっています。

感染管理(認定看護師)

環境を整えて、迅速に根気強く感染対策を行います

病院内の感染対策が円滑に進められるように、院内感染防止対策チーム(ICT)の一員として、「迅速に動くこと」と「誰もが出来る感染対策」をモットーに感染管理を実践しています。病院に関わる全ての人が安心でき、安全に治療を受けられる環境を整えられるように日々取り組んでいます。

皮膚・排泄ケア(認定看護師)

人生100年時代の到来。長く元気に歩き続けるために

褥瘡や下肢潰瘍をはじめとする慢性創傷、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)及び失禁などの排泄に関わる分野を専門としています。フットケア外来は、診療科を問わず足病変を発症するリスクのある患者さんに、医師の指示のもと、足の観察方法や日常生活での注意点など、患者さんにあった方法を一緒に考えセルフケア自立を支援しています。

皮膚・排泄ケア(認定看護師)

ライフスタイルに合わせたケアの選択・相談

ストーマケアに関しては術前から術後、その人に合ったケアの確立に向けて一緒に考えサポートしていきます。退院後も外来での相談を受けて、その人らしく過ごせるよう支援します。褥瘡や創傷に関しては適切なスキンケアと創傷管理が継続できるよう取り組んでいます。

認知症看護(認定看護師)

「その人らしさ」を大切にできる看護ケアを目指して

認知症を持つ入院患者さんは、病気による様々な症状に加え、病院という非日常的な空間の中で、戸惑いや混乱をきたすことがあります。そのため、多職種と協働し、「その人らしさ」を大切に、安心できる療養環境を整えることで、認知症をもつ患者さんが必要な治療を受け、早期に入院前の環境に退院出来るよう日々活動しています。

認知症看護(認定看護師)

その人の声に耳をよせ、思いや望みを支えます

認知症をもつ人の意思を尊重し、安心して治療や療養生活が受けられ、もとの生活にもどることができるように支援いたします。認知症ケアサポートチームとして、外来・病棟看護師、多職種と協働しながら活動しています。