私たちについて
看護師への想い
アットホームな総合病院。チャレンジや希望がかなう環境
看護の仕事は、多くの職種と関わります。 看護師は他の職種の間に立ち、それぞれをスムーズに繋げる役割があります。
いざという時、瞬時にいいチームを作るためにも、また病院全体が一つのチームとして、継続して質の高い医療を提供するためにも、看護部と看護師は、他の職種と常日頃から連携していなくてはいけません。そのため、普段からさまざまなスタッフが気軽に訪れ、雑談できるような雰囲気の看護部であることを心がけています。
一人ひとりの看護師の顔が見える規模の病院なので、研修への参加や深めたい領域への異動などのチャレンジや希望がかなう環境です。赤十字のキャリア開発ラダー教育システムではキャリアアップするごとに同僚からの評価も受けられるシステムとなっています。研修の様子や資格取得などは看護師新聞などに掲載。各部署で共有することによって互いに刺激し合っています。
それぞれがめざす看護師に近づくためのチャレンジを応援します。
一人ひとりの想いを受け止めることがよりよいケアにつながる
人を大切にし、スタッフ一人ひとりの想いを汲み取ることに力を注いでいます。話す言葉の奥にある思いが引き出せるよう、経験した事実を他者や環境に照準に合わせて振り返る時間を大切にしています。
その行動に至るまでの想いに気づくことが看護師の成長につながると考えるからです。看護師が、さまざまな価値観をお持ちの患者さんやご家族の言動の深層にあるものを想像できるようになれば、よりよいケアがおこなえます。
現場の対応が試された、新型コロナウイルス感染者の受け入れ
赤十字の基本には人道と博愛の精神があります。新型コロナ感染者を当初から積極的に受け入れました。赤十字のスケールメリットを活かし、時には全国各地の赤十字病院からの応援看護師の派遣をいただきました。また、院内の応援体制も整い「お互いさま」の雰囲気を作ることができました。
この経験によって、看護師長たちは現場で問題をキャッチし、解決の手立てを自分たちで考えられるようになるなど、大きく成長しました。非常時で、それぞれの力が試された時期になったと思います。看護部だけでなく病院全体が、多様性を理解し、一人ひとりに寄り添い、支え合う大切さを実感した期間でした。
変化が多い時代だからこそ、状況に適応できる看護師が必要
新興感染症だけでなく日本の人口構造の成熟化、自然災害など日々の生活を取り巻く環境は急激に変化しています。
不確実な時代においては一人ひとりの「成長」が不可欠です。正解のない中で自ら課題を発見して解を作り出し変革していく、そんなしなやかさが持てるよう与えられるだけでなく自らが考える教育をモットーにしています。
集合研修での学びを現場で活かす。上手くいったこと、いかなかったことを振り返る中で考える姿勢を身に付けて欲しいと考えています。
変わるものと、変わらないもの
様々なバックボーンを持つ看護師一人ひとりに向き合い、その看護師が患者さんに向き合うことは当たり前のことかもしれません。当たり前のことだからこそ、私たちはそれを大切にしています。得意な技術や人柄は、その人にしかない「個性」であり「強み」であり「魅力」です。それぞれ得意なことや魅力が異なる看護師が集まって、お互いに信頼し合いながら協働しています。私たちはこれまでの経験から、成長ののびしろも看護のやりがいも、人それぞれの多様性があり、その多様性を尊重することが患者さんへの看護につながると実感しています。
治療や療養の場の選択肢の幅が広がった現代で、知識や技術だけではなく、患者さんに想いを寄せ、人としての「あたたかさ」を持った看護師が次の時代を牽引すると信じて、高槻赤十字病院は「ひとを想う看護」を日々患者さんに届けています。
私たちの想いに共感・共鳴するあなたと、ともに働けることを楽しみにしています。
看護部長 岸 恵美