概要

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指導医からの研修医たちへの想い

副院長兼消化器内科部長 神田先生

副院長兼消化器内科部長 神田先生

丁寧な指導で、豊富な症例と多くの手技を身につけることができる

当院消化器科は日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会の認定指導施設で、2012年には、高度な検査・治療に対応するために消化器内視鏡センターを開設し、スタッフ6人で、年間約5000件の内視鏡検査を行い、早期癌治療・胆道系処置・止血処置などの治療内視鏡は年間500件を越えています。早期癌治療では、胃ESDは年50例程度(これまで340例)、大腸ESDは年30例程度(これまで85例)を施行しています。胆道系もERCP年100例程度、EUS-FNAも施行、肝臓系もRFAをはじめ、TAEも消化器内科が担当し、ほとんどの消化器処置を消化器内科医師が施行しています。
消化器科の指導方針は、カンファレンスなどでの丁寧な指導はもちろんですが、処置手技を身につける点を特に重視しています。消化器内科は、非常に幅広い処置を行う診療科ですので、研修時期にできるだけ幅広い処置手技を身につけることが、将来の貴重な財産となり自信につながります。手技を幅広く身につけられるのは、当院のような医師一人あたりの処置件数の多い中規模病院の最大のメリットです。
実際の研修では、初期研修期間から腹部エコーをはじめ、指導医の立ち合いのもとで上部消化管内視鏡も20例程度施行でき、本格的な専門研修である後期研修期間には、半年程度の上部消化管内視鏡検査の研修の後、下部消化管内視鏡検査を開始、後期研修2年目からはERCPも開始します。これまでのレジデントは、後期研修3年で、上部・下部消化管内視鏡検査・ERCPは問題なく習得し、胃ESDも20例程度は施行し、ガイドライン病変程度の胃ESDは問題なく施行できるようになっています。
私達は、わいわいと楽しく仕事をしている仲の良いチームです。やる気のある、人柄のよい若い先生達が、当院での充実した研修に来てくれることを切望しています。

総合診療科部長 大中先生

総合診療科部長 大中先生

お互いに患者の命を預かる身として、切磋琢磨の日々を送りましょう

我々の施設では平成16年度から臨床研修が始まり、今までに多くの先生が当院での研修を修了し多方面で活躍されています。医師のキャリアを積む上で、臨床研修の最初の2年は最も大切な時期で将来大きく育つためにもしっかりとした根を地面に張らす時期でもあります。我々指導医も十分にこのことを認識し指導に当たっています。医師になり立ての時には右も左もわからなかった研修医も、当院での全科ローテーションを修了した2年後には驚くほど成長し、我々指導医も数多くの事を学びます。救命救急センターでの研修や離島での研修などのユニークな研修カリキュラム、そして全職員が研修医の顔を覚えて応援しているという環境は研修を行うには理想的な病院であると自負しております。全職員の顔が見える規模の病院であり、解らないこと、迷ったことがあればどの医師にも電話一本で気軽に聞くことができ、聞かれた医師も各専門の立場から的確なアドバイス、技術的な支援を迅速に惜しみなく行っています。人間の病気を治療するに当たり一つの専門科だけで対処できることは少なく各科の知識を総動員する必要があります。高齢化社会を迎えている現在ますますその必要性が高まっており、当院は今後そのような社会に必要とされる医師の初期研修には最適の病院と考えております。

呼吸器科部長 北先生

呼吸器科部長 北先生

患者さんに信頼される医師になれるよう共に学びましょう

当科の方針として初期研修においては、まずはしっかり診療に参加していただく中で医師としての基本的な知識や技術はもとより、学ぶ事に対する姿勢を培う事が重要であり、また、様々な患者さんと接する中で若い先生方自身も人間として成長し、患者さんに信頼される医師となる基礎を作っていく段階かと考えております。

呼吸器センターとしては内科外科一体となって、多彩な呼吸器疾患の治療に当たっています。専門医機構の内科/呼吸器/アレルギー領域(予定)の専門研修基幹施設としてスタッフ5名後期研修医2名で診療、研修指導に当たっています。

肺がん診療においては大阪府がん診療拠点病院として他科や他職種と連携しながら治療効果と生活の質(QOL)の両立にも取り組んでいます。診断においてはバーチャルナビゲーションや超音波内視鏡、CTガイド下生検、局麻及び全身麻酔下の胸腔鏡下生検など幅広い診断技術を駆使して現在のゲノム医療に対応しています。府下では数少ない緩和専用病棟も備わっています。また、大阪府アレルギー疾患連携協力病院として、難治性喘息に対する120例を超えるバイオ製剤の導入実績もあり、今年度から気管支サーモプラスティも導入してます。そのほか、Covid19のような急性感染症、肺結核、NTM, COPD、SAS、間質性肺炎、急性期の呼吸管理のみならず、慢性呼吸不全に対するHOT、NPPV、ハイフローセラピーなど在宅治療にも長らく取り組んでおり、呼吸器疾患全般を経験できます。 

他の先生も述べられているように風通しの良い働きやすい病院ですので、是非初期研修にきていただき共に学んでいければと考えております。