緩和ケア病棟

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月下美人(平成27年3月27日)

 今年も緩和ケア病棟で月下美人の花が咲きました。今までの中でも一番たくさんの花が咲き、同時に9個の花が咲いた日もありました。
 この「月下美人」はある患者さんが自宅でそだてていらっしゃったものを何年か前に頂いたものです。花が咲くと私はいつもこの患者さんを懐かしく思い出します。 初めは腰まであるかどうかの小さな株で花も咲きませんでしたが、年月をかけて少しずつ大きくなり、今では2メートル近くの高さになり、年に2,3度も花を咲かせるようになりました。
  月下美人が咲くのは夜8時ぐらいから真夜中の3時ごろまでです。一晩で咲いて萎れてしまうので、見逃してはいけません。つぼみが付くと、いつ咲くかいつ咲くかと観察します。
 花が咲くと、病棟は忙しくなります。鉢を台車に載せて、患者さんの部屋を回ります。移動植物園です。この時ばかりは眠っている方も起こしてしまいます。

 月下美人を初めて見る方が多く、皆さんびっくりしながらも大喜びしてくれます。  写真大会になり、手を合わせて拝む人まで出てきます。
 やっと開いた花を見て『一句』読んで下さった患者さんもいらっしゃいました。
 「君が月下美人だ~」なんてお上手を言って下さる患者さんもいらっしゃいます。月下美人の放つ強い妖艶な香りに酔ってしまったのでしょうか?
 中には「家でたくさん育てていたのよ」と月下美人マニアみたいな人も・・・。
 今年あるご家族からおききした新情報では、咲き終わった月下美人は「食べられる」とのこと。半信半疑で湯がいてポン酢で食べてみました。 アスパラのような触感で「おいしかった・・・。」です。でもなんとなく罪悪感・・・。



 多くの患者さんとスタッフを喜ばせてくれる月下美人をくださったAさん、ありがとうございます。これからも緩和ケア病棟で大切にしていきます。

   眠っていて見られなかった人のために「焼酎漬けにした月下美人」が病棟に置いてありますので、興味のある方はご覧になってください。

緩和ケア病棟 Y.K

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