
放射線治療について
放射線治療とは、がん治療の三本柱で、手術療法・化学療法・放射線治療の1つとされています。
放射線治療は手術に比べると、ほとんどの臓器で形態・機能を温存することを特徴とします。一方、手術困難な部位においても比較的容易に照射可能です。一部を除いては外来通院で照射することもでき、病気を治癒する根治照射や痛みによる症状緩和を目的とした対症・姑息照射まで幅広く用いられています。
当院は、外部放射線治療装置を導入し、2010年10月1日より稼働を始めました。京都大学医学部付属病院と連携のもと放射線治療医による週二日の診察・治療計画、複数担当技師によるダブルチェック、治療計画検証などを例外なく行い、安全かつ確実に治療する体制を整えました。さらに、毎回の照射では、従来行っていた皮膚ライン(患者体表に印している)合わせだけでなく、より精度の高い画像照合装置(キロボルトX線)を用いて、最終的に病巣の位置ずれを小さくして照射しています。なお、平成23年の放射線治療患者数は197人です。
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各医療機関の皆さんへ
放射線治療ご紹介の患者さんがおられましたら、地域医療連携を通じてご連絡下さい。