
患者支援センター
日本国内において少子高齢社会到来の兆しが表面化する昨今、国民の医療や介護の需要がさらに増加することは周知の事実です。
高齢化による疾病構造の変化により、がんや生活習慣病・加えて認知症など、疾病と共に生きてゆく方々の増加は容易に予測されます。
また独居、もしくは老老世帯の増加に対し、これを支えるコミュニティーの不足も予想されます。
このような状況の中で高齢者の尊厳の保障と自立生活支援を目的に可能なかぎり住み慣れた地域で生活を続けられるよう、当院では「患者支援センター」を設置し、
疾病の悪化などにより速やかに治療が必要な患者・家族の方々に高度な医療・看護の提供や、
地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築・推進することにより、
安心して地域で暮らすための支援をさせていただきます。
また、高齢な方に限らず様々な疾病と共に地域生活を送る方々に安心して治療・療養していただけるよう、
疾病のご相談や医療・看護をお届けする為のご提案、 長期にかかる場合の地域の医療スタッフ(在宅医療・看護に従事する者等)や
住民自身の看護・介護力の向上をお手伝いするなど、 “生活者”である患者・家族の方が入院前から退院後の生活を見据えた入院生活を送り、
可能な限り住み慣れた地域で療養生活が継続できるよう、多くのスタッフが専門の知識をもち、
相互に連携しながら患者さまの支援を行う “多職種共同支援体制”を目指します。

支援内容と役割
社会福祉の立場から患者さまの抱える経済的・社会的問題の解決、調整を支援します。
がんに関する不安・悩み・疑問についてご相談にお応えします。
多くの職種のスタッフが専門の知識を持ち、相互に連携しながら患者さまをサポートいたします。
セカンドオピニオン・緩和ケア診療科・緩和ケア病棟・放射線治療などをご紹介しています。
入院加療に関する各種手続きをご案内いたします。ご不明な点がありましたらお気軽にお声かけください。
医療、福祉、介護などの関連職種と連携を密に、在宅療養のお手伝いを行います。
病診・病病連携の窓口として紹介患者さまの、外来診療予約、検査(内視鏡・CT・RI・MRI)予約、入院依頼への調整をいたします。 また、かかりつけ医を探すお手伝いをいたします。
患者さまが安心して医療を受けられる環境作りを奨めています。
