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診療科・部門案内

消化器内視鏡センター

ごあいさつ




センター長 消化器科 神田 直樹

卒業年度:
平成7年
卒業大学:
京都大学 医学部
博 士 号 :
京都大学 医学博士
大学役職 :
京都大学医学部 非常勤講師
学会資格:
日本消化器内視鏡学会 専門医、指導医
日本消化器内視鏡学会近畿支部評議員
日本消化器病学会 専門医、指導医
日本肝臓病学会 専門医
日本内科学会 総合内科専門医、指導医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
日本臨床腫瘍学会 会員
日本超音波医学会 会員


当院消化器内視鏡センターは日本消化器内視鏡学会の認定指導施設で、2015年度は下記の通りの検査・治療数を施行しています。 高度な検査・治療に対応するために開設した消化器内視鏡センターでは、指導医2人、専門医2人、 内視鏡技師資格をもつ看護師2人を有し、 年間約5500件の内視鏡検査を行い、 早期癌治療・胆道系処置・止血処置などの治療内視鏡も年間500件を越えています。 消化管の内視鏡治療では、早期胃癌のESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は毎年約50例、これまでに500例を施行、大腸腫瘍に対するESDも、 先進医療の段階で施設認可を取得し、毎年約30例、これまでに165例と、いずれも北摂屈指の施行数となっています。 これに加え、患者様が苦痛なく検査・処置を受けて頂けるよう、最新鋭の経鼻内視鏡Olympus 290Nを導入し、 大腸内視鏡では積極的に鎮静下内視鏡を行うことで「痛くない大腸内視鏡」が可能となり、さらに挿入が困難な患者様にはカプセル内視鏡検査も実施可能な体制を整えています。
胆膵系の内視鏡検査・処置では、超音波内視鏡ガイド下穿刺(EUS-FNA)システムを導入し、超音波内視鏡検査だけでなく、EUS-FNAによる細胞診が可能となっています。
また数年来、緊急内視鏡が増加し、2015年度には、内視鏡的止血術は103例、緊急施行の多い内視鏡的逆行性胆膵管造影(ERCP)も110例となっています。
さらに、外科と共同し胃粘膜下腫瘍の低侵襲治療であるLECS(Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery=腹腔鏡・内視鏡合同手術)も施行するなど、 最先端の医療に取り組んでいます。

  今後も質の高い医療を提供してまいりたいと思いますので、高槻赤十字病院 消化器内視鏡センターをよろしくお願いいたします。

【部長】  
神田 直樹 (消化器科部長・消化器内視鏡センター長)

【スタッフ】  
玉田 尚 (兼任・副院長)
山中 雄介 (消化器科副部長)
今田 祐子 (兼務 健診科)
吉見 宏平 (兼務 救急科)
吉岡 拓人  
松島 勇介  
池田 宗弘  
濱田 達雄  
熊澤 佑介  
松村 大志郎  

 

2015年度 診療実績

  件数
上部消化管内視鏡検査 3739
下部消化管内視鏡検査 1812
胃・食道の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 56
(開始から500)
大腸の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 25
(開始から165)
大腸ポリープ切除(polype/EMR) 357
内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)/内視鏡的総胆管結石除去
/内視鏡的胆管ドレナージ・ステント留置
110
超音波内視鏡 60
(EUS-FNA 11)
内視鏡的止血術 103
小腸カプセル内視鏡 30
小腸ダブルバルーン内視鏡 19
 
消化器内視鏡センターの設備

 当院消化器内視鏡センターでは、最新鋭のOlympus Lucera Eliteシリーズ内視鏡を導入しており、拡大内視鏡含め精緻な診断・治療を行うとともに、 超音波内視鏡システム・超音波内視鏡ガイド下穿刺など最先端の機器を配備しています。 また、安全のため消毒にも細心の注意を払っており、4台の自動洗浄装置を備えるとともに、全内視鏡検査について洗浄記録を残しています。

精密で苦痛のない上部消化管内視鏡(胃カメラ)

 胃癌は、癌の中で男性2位、女性3位の死亡原因となっています。 このため、人間ドックや健診による定期検査、症状がある際の胃カメラは、早期発見のために非常に重要です。
この検査では、 食道、十二指腸も観察するため、最近話題になっている逆流性食道炎や食道癌の検査も兼ねることができます。
当院では、最新鋭の経鼻内視鏡Olympus 290Nを導入し、経鼻内視鏡においても経口内視鏡検査に劣らない精緻な画像を撮影することができます。 また、経口内視鏡が必要な場合も、嘔吐反射が強い方には鎮静下の内視鏡も可能で、苦痛の少ない検査をを実施しています。


痛くない大腸内視鏡

 大腸癌は、癌の中で女性では1位、男性では3位の死亡原因となっています。このため、便潜血検査で陽性の場合や症状がある場合には必ず大腸内視鏡を行うことが、早期発見のために非常に重要です。
しかし、大腸内視鏡は苦しいという認識から便潜血陽性となった方の半数近くが内視鏡を敬遠し、結果的に大腸癌の発見が遅れているという現状があります。
大腸内視鏡は、専門医が施行すれば、多くの場合苦しいものではありませんが、患者様の腸の走行形態、痛みの感受性によっては、2割程度の患者様で苦痛を伴うことがあります。
当院では、麻酔希望のある患者様や、これまでの検査から痛みが強いと予想される患者様には、浅い麻酔(眠っているものの声をかければ起きる程度)をかけることで、 皆様に苦痛のない大腸内視鏡検査を提供できるようにしています。

大腸カプセル内視鏡

 2014年1月より、術後の癒着など大腸内視鏡スコープで検査不能であった患者様に対し、カプセル内視鏡による大腸検査が保険適応となりました。
使い捨てカプセルが高価格であること、腸管洗浄剤の服用が非常に大量であることから、現段階では大腸内視鏡スコープの挿入が不可能な患者様への保険適応となっておりますが、 これまで内視鏡スコープの挿入が不可能であった患者様には、非常に有益な検査です。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

 消化管腫瘍の内視鏡治療は、腫瘍の周りに金属の輪を巻きつけて焼切るEMR法で施行されてきました。 現在でも多くの腫瘍はこの方法で切除が可能ですが、大きいものや、腫瘍の下への液体の注入で挙上が悪い腫瘍は、切除できなかったり、 多分割切除となり根治度の判定が困難になる場合が少なからずありました。
これに対し、特殊なナイフで腫瘍の周囲を切開し、内腔側からはがし取るESD法が開発され、上記のような腫瘍に対しても内視鏡治療が可能となりました。
当院はESDの症例数が豊富で、2016年3月までに胃・食道ESDは500例を施行、特に手技的難易度が高いとされている大腸腫瘍に対するESDも、 保険適応となる前から先進医療認可施設として施行してきており、2016年3月までの施行数は165例と、いずれも北摂屈指の施行数となっています。


【 大腸ESD(肛門直上病変)】

超音波内視鏡ガイド下生検

 胆膵系の処置で、近年急速に進歩している分野に超音波内視鏡があります。超音波内視鏡は、内視鏡先端にある超音波端子で消化管の中から胆道・膵臓や粘膜下腫瘍を観察するものです。
これまでは、観察のみで生検による細胞診ができなかったのですが、当院では2013年度に最新鋭の超音波内視鏡・超音波内視鏡ガイド下生検システムを導入し、 膵臓腫瘍や粘膜下腫瘍の正確な診断ができるようになりました。


【 超音波内視鏡システムの穿刺針と超音波画像】

全消化管内視鏡システム ~ カプセル内視鏡・ダブルバルーン内視鏡 ~

 これまでから、食道・胃・十二指腸と大腸は、内視鏡スコープによる検査が数多く施行されてきました。それに対し、小腸は口からも肛門からも遠く、 しかも極めて長いためスコープが到達できず、長らく「暗黒の臓器」と呼ばれてきました。
しかし、内視鏡の開発から数十年たって、2000年頃、カプセル内視鏡とバルーン内視鏡という2つの革新的発明により、小腸の内視鏡による観察が可能となりました。 カプセル内視鏡は、文字通り飲み込んだカプセル型内視鏡で小腸を撮影し、画像を体の表面につけたセンサーで受信し記録するというものです。
ただ、この方法では、生検を行ったり、止血処置をしたりすることはできませんので、実際にスコープを小腸に到達させる必要があります。
これを可能としたのがバルーン内視鏡で、これはオーバーチューブとスコープに装着したバルーンにより腸管を短縮することにより 小腸深部に内視鏡を挿入し観察する方法です。

 当院では、カプセル内視鏡とバルーン内視鏡の中でも特に高性能なダブルバルーン内視鏡を26年7月より導入し、全消化管が観察可能となり、 さらに、従来不可能であった胃術後再建症例に対するERCP下の胆道系処置も可能となります。
これにより、食道から大腸までのすべての消化管の検査が可能な「全消化管内視鏡検査システム」が完成し、 これまで以上に自信を持って消化器疾患を受け入れ、当院で検査・処置を完結できるようになりました。




オープン検査(上部消化管内視鏡)(下部消化管内視鏡)

 当院では、開業医の先生から直接胃カメラ・大腸カメラが予約できるシステムも実施しており、仕事などで忙しい患者様に、予約や結果説明のために病院を受診する手間を省いています。 当院は上部または下部消化管内視鏡を施行する1日だけの受診で済み、(下部消化管内視鏡の場合、開業医の先生に前日の下剤を処方いただくことで)予約と結果説明は、開業医の先生の夜診などでして頂けます。

施設認定
  • ・ 日本消化器内視鏡学会認定指導施設
  • ・ 日本消化器病学会認定施設
  • ・ 日本内科学会認定医制度教育病院
  • ・ 大阪府肝炎専門医療機関指定

2015年度学会発表

 学会活動は、医師・医療従事者が研鑽するために必要ですが、当センターでは、消化器病学会・消化器内視鏡学会の総会や地方会シンポジウム、超音波医学会などで積極的に発表を行っています。

 
演題 : 消化管ESDにおける意外な合併症について
演者 : 神田 直樹
学会名 : 京都消化器医のつどい
発表日 : 6月13日
 
演題 : 放射線直腸炎に対するアルゴンプラズマ凝固療法に伴い巨大穿痛性海洋をきたした1例
演者 :濱田 達雄
共同演者 :神田 直樹、山中 雄介、菊地 志乃、村上 浩一、松島 勇介、池田 宗弘、熊澤 佑介、山崎 紘幸、中ノ坊 亮、玉田 尚
学会名 : 日本消化器内視鏡学会近畿支部 弟95回支部例会
発表日 :11月7日
 
演題 : 転移性消化管腫瘍
演者 : 菊池 志乃
共同演者 : 神田 直樹、村上 浩一
学会名 :日本消化器内視鏡学会近畿支部 弟95回支部例会
発表日 : 11月7日
 
演題 :当院におけるLECSの現状
演者 : 池田 宗弘
共同演者 : 神田 直樹
学会名 : 日本消化器内視鏡学会近畿支部 弟95回支部例会
発表日 : 11月7日
 
演題 : 拡散強調MRI画像が感染性肝嚢胞の同定に有用であった多発性嚢胞の1例
演者 : 熊澤 佑介
共同演者 :神田 直樹、山中 雄介、菊地 志乃、松島 勇介、村上 浩一、池田 宗弘、濱田 達雄、玉田 尚、山崎 紘幸
学会名 :日本消化器内視鏡学会近畿支部 弟95回支部例会
発表日 : 11月7日
 
演題 : 臨床工学技士の活躍が期待される内視鏡業務
演者 : 神田 直樹
学会名 :日本赤十字社臨床工学技士会近畿ブロック研修
発表日 : 11月22日
 
演題 : ダビガトラン起因性食堂粘膜障害の1例
演者 : 山崎 紘幸
共同演者 : 神田 直樹、松島 勇介、山中 雄介、菊池 志乃、村上 浩一、池田 宗弘、濱田 達雄、熊澤 佑介、玉田 尚
学会名 : 第93回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会
発表日 : 11月28日
 
演題 : 疾患の診断・治療
演者 : 玉田 尚
発表場所 :第3回ウイルス肝炎セミナーin高槻
発表日 : 4月25日
 
演題 :膵臓がんの治療
演者 : 松島 勇介
発表場所 :高槻市市民公開講座
発表日 : 7月4日
 
演題 :肝臓がんの治療
演者 : 玉田 尚
発表場所 :高槻市市民公開講座
発表日 : 7月4日
 
演題 :GERD症状尺度開発研究 尺度構成会議
演者 : 神田 直樹
発表場所 :特定非営利活動法人 健康医療評価研究機構
発表日 : 11月5日
 
演題 :B型肝炎治療
演者 : 玉田 尚
発表場所 :HBV Advisory Meeting
発表日 : 12月18日
 
演題 :経口薬によるC型慢性肝炎治療の現状
演者 : 玉田 尚
発表場所 :茨木市医師会が記述勉強会
発表日 : 2月27日

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